御聖体拝領について

以下のメールを受け取りました。カトリック信者であるあなたはどう思いますか? プロテスタントを含めて、カトリック信者でない方には理解できない問題ですから、投稿はカトリック信者に限ります。なお、以下の聖公会大主教に賛同するような意見のカトリック信者がいることは承知していますが、こういうことは初めから答えが決まっています。ですから、そういうカトリック信者の投稿はすべて没になります。そう言えば、最近のカトリック新聞「声」欄に、鹿児島のカトリック信者らしい女性でまったく同じ意見の投稿が掲載されていました。恥ずかしながら、彼女はわが鹿児島教区名瀬の女性です。でも、彼女の所属が「名瀬教会」となっていたことに気づきましたか? であれば、そういうカトリック教会は存在しないので、彼女はプロテスタントかも知れません。とにかく、こういう愚かしい意見を採り上げるカトリック新聞にも問題があります。

福岡の大神学校でも聖公会の牧師夫妻が聖体拝領をしたことが報告されています。日時等は追って報告します。松永大司教様も臨席なさっていたと理解しています。なお、典礼を教える神学校の某教授によると、聖公会の場合、カトリックのミサにおける御聖体拝領が許されているそうですが、許されているのなら、なぜ、以下にあるように英国国教会が抗議しなければならないのでしょうか? わたし自身は何度も聖公会やその他の宗派の人たちに御聖体を拒みました。怒鳴りつけられたことさえあります。でも、プロテスタントはカトリックとは異なる宗教です。一致するための安易な妥協は禁物です。

現代はよく勉強した信徒が司教や神父に教えなければならない時代である…と言われますが、正にそのとおりになっているようです。

『フマネ・ヴィテ』研究会

http://www.jlh.org/lhps/press532/frame.html

★ルター派のニュースサイトに以下の記事が出ていました。聖公会信徒・牧師に対する聖体拝領を「教皇様も認めている」などと言って、実際に聖体拝領させている神父が私の周りに2人もいるので、へぇ〜!バチカンは聖公会信者への聖体拝領は禁止しているんだ、ということは、司教自らこの違法行為を推進している○○教区は異端の巣窟だったんだ・・・・・と認識を新たにしたところです。

英国

英国国教会、聖餐式への相互参加認めないバチカンに抗議

(532-02)
[東京  3・22 ENI01-0119=ルーテル・アワーPS/2001年]
バチカンが、非カトリック教会の聖餐式にカトリック信徒が参列するのを禁じていることについて、英国国教会のジョージ・ケアリー・カンタベリー大主教とデビッド・ホープ・ヨーク大主教が「有害かつ無意味な規定」と述べた。「 カトリック信徒が英国国教会で聖餐式にあずかることは、いかなる場合も認めない、というバチカンの態度は、公然たる侮辱といえる」と両大主教は述べている。反対に、 英国国教会やプロテスタントの信徒がカトリック教会で聖体拝領を受けることもバチカンは禁じているが、フランス、イタリア、バチカンなどのカトリック国家を訪れた英国国教会信徒の多くは実際にはカトリック教会で聖体拝領に加わっているという。

両大主教はバチカンにもっと柔軟な姿勢を求め、3月21日には英国国教会ヨーロッパ主教のジョン・ハインド氏が記者会見を開き「カトリックの信徒でも、本人たちの良心が許すなら英国国教会の聖餐式に参列してもらって一向にかまわない。しかしこれは、カトリック信徒に規律を破れと誘っているわけではない」という見解を述べた。

これに対し英国カトリック教会のコーマック・マーフィー・オコーナー枢機卿は「教会生活において聖体拝領がいかに重要かを示す議論だ。また、我々が最終的に完全な一致に至るプロセスの一つとして、この意見の相違を考えていけるほど、私たちの友情は成熟したとも言える」と述べた。