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ロシアの奉献

教皇様と世界の全カトリック司教によるロシアの奉献に関して、マシャド著「ファチマの聖母 — そのメーセージは希望の予言か? 悲劇の予言か?」 85頁に、以下の記述がある。

1989年の半ば頃まで、イルマ・ルシアはいつもこれらの奉献のどれもが(マリア様の願いが聞き入れられたという意味で)「有効である」と見なしていませんでした。しかし、それ以来イルマ・ルシアは1984年3月25日に教皇ヨハネ・パウロ二世がローマで行われた奉献の有効性を認めるようになりました。

同書の翻訳の原本はフィリピンで発行されたものです。ところが、米国発行のものを見ると、以下のように、違ったことが書いてあります。英文と翻訳を掲載します。

Pope Paul VI, in closing the third session of Vatican II on November 21, 1964, " confided the human race" to the Immaculate Heart of Mary in the same act in which, to a standing ovation of the Council Fathers, he proclaimed Our Lady " Mater Ecclesiae." ...

教皇パウロ六世は、1964年11月21日、第二バチカン公会議を終了するに際し、公会議教父達が全員起立して賛同を表明する中、聖母を「教会の母」であると宣言

したが、同時にマリア様の御心に「人類を奉献した」。

John Paul II made two consecrations of the world to the Immaculate Heart of Mary, one in Fatima on May 13, 1982, and the other in Rome on March 25, 1984. Both consecrations were preceded by the Pontiff's invitation to the bishops to unite with him in these acts. There is, however, no positive information to evaluate to what extent the bishops of the whole world carried out the consecration in union with the Pope, either in 1982 or in 1984. Moreover, Russia was not mentioned by name in either of these consecrations.

教皇ヨハネ・パウロ二世は、一度目は1982年5月13日、ファチマで、二度目は1984年3月25日、ローマで、二度、マリア様の御心に世界を奉献している。その都度、教皇は全世界の司教たちに同じくこの奉献の行為をするよう、事前に呼びかけている。しかし、1982年と1984年に、全世界の司教たちがどの程度この呼びかけに答えたかについては情報がない。さらに、これらの奉献の際、ロシアが名指しで奉献されてはいない。

Consequently, Sister Lucia always insisted until about mid-1989 that neither of these consecrations had been " valid" (taking the word in the sense of heeding the requirements Our Lady indicated to the seer). Since then, however, Sister Lucia has been recognizing the validity of the consecration that John Paul II made on March 25, 1984.

従って、シスター・ルシアは、1989年中頃までは、これらの奉献が(マリア様が視幻者である彼女に要求なさった条件に照らして)「有効」ではなかった、と主張していた。しかし、それ以後、シスター・ルシアは1984年3月25日、教皇ヨハネ・パウロ二世がなさった奉献の有効性を認めるようになった。

Fatima experts are now divided over Sister Lucia's position, some adhering to the new one and others preferring to hold to her former pronouncements.

ファチマの専門家たちはシスター・ルシアの立場について二分されている。ある人達はロシアの奉献がなされていない、という彼女の以前からの立場を支持する。他の人たちはロシアの奉献が1984年、有効になされたと主張している。

日本でも、ある人達はバチカンの公式発表に従って、ロシアの奉献がなされたと信じています。でも、この奉献がなされたら実現されるはずの「何年かの平和」が人類に訪れた気配はありません。「ファチマの聖母」巻頭に、島本要長崎大司教は「このマリアの要請に教会が完全に答えているとはまだ言えません」と書いておられますが、わたしもまったく同感です。ロシアが含まれる世界を奉献しても、ロシアが奉献されたことにはなりません。これは、ある人が、全世界の全女性を愛していても、特定の一人の女性を愛していることにならないのと同じです。しかし、全世界の奉献によって、ある程度、人類がマリア様の保護を受けてきたことは、各地の共産主義体制、特にソ連の崩壊などを考えると納得できます。(ロシアの原子力潜水艦クルスクの沈没についても思いがけない情報を入手しました。 英語ですが、どなたか訳してみませんか?)でも、未だに共産主義体制が続いて、人民を奴隷にしている中国のことなどを考えると、わたしはやはりロシアの奉献がなされるように望み、祈らざるを得ません。カトリック教会も、世界各地で決して健康な状態にあるとは言えません。

教会は大きな船のようです。船長がコースを変更しようと思っても、そう簡単にはいきません。多くの人々の理解と協力が必要です。この欄には今後も情報を書き加えますので、時々見に来てください。