本文を読むためにはしてください。なお、ジョゼフ・マリ・ジャック神父様に関する情報・思い出話等をお寄せ下さい。送り先は『フマネ・ヴィテ』研究会

典礼聖省

御聖体の奥義の崇敬に関する教書
『イネスティマビレ・ドーヌム』
(計り知れない賜物)

1980年4月3日聖木曜日


表紙

裏表紙
聖霊来たり給え

発行  1982年4月8日 聖木曜日

訳者・発行者 カトリック司祭  ヨゼフ・マリ・ジャック

〒420静岡市西草深町1−24 バリ外国宣教会静岡本部 TEL 〈0542〉52−4377

印刷  共立印刷株式会社 藤枝市高柳1丁目17−5 TEL 〈0546〉35−4651

成相神父様

「聖体拝領の方法」デルコル神父著(86年3月刊)には、パリ外国宣教会の一会員と書いておられますが、ジョゼフ・マリ・ジャック神父様のことと思われる司祭について書かれています。デルコル神父も『イネスティマビレ・ドーヌム』を81年に翻訳・出版し、82年に再版されました。そしてそのころ、パリ外国宣教会の一会員もこれを翻訳し、原文と仏語の解説付きで、全国にこの教書を送ったと言っておられます。

しかし、この仏語の解説に問題があり、パリ外国宣教会の管区長は「これは発行者の責任であり、日本の司教団が認めていない箇所もある」といってこの教書の訳を全面否定し、カトリック新聞、および中央協議会会報にもその事が載ったとあります。デルコル神父は、このパリ外国宣教会の会員を非難しています。司教団も他の者もこの教書を翻訳することを断ったので、やむを得ず、自分が翻訳することになったと、解説書には、記されているが、このパリ外国宣教会の一会員は、すでに私の訳(デルコル神父の訳)を知っていて、500冊も注文していたにもかかわらず、まもなくこの注文を取り消してきた。そしてその後自分で訳して発行し、それに添えられていた解説書によって、ローマの教書は、明らかに曲解されていると、言っています。ですからこのパリ外国宣教会の一会員のやり方が、まずかったのか間違っていたのかもしれません。

男性信者

男性信者様

どうなのじしょうか? 不勉強だったわたしはこの本によって初めて詳しいことを知りました。他にも寄せられたいろいろな手紙で、各地の信者さん達が初めて聖座の指導と日本司教団の不一致を理解したことが察せられます。司教団も…この教書を翻訳することを断った…という箇所が非常に気になります。

成相

成相神父様

わたくしの手元にあるのはジャック神父様が信者の方に依頼して、ガリ版刷りで印刷され、配布されたもののようです。中身は字体などは誇張するため大きな字体になっていたりしておる個所もたくさんあります。48ページにわたっております。当時のジャック神父様の心境が窺い知れます。精一杯の抵抗、表現だったと 思います。

東京男性

東京男性様

わたしが神学校にいたころ、説教の実習ということで、食事中の教授と神学生に向かって、説教をしたことがあります。テーマは教皇職でした。教皇様と司教様の教えることが違っていたら、自分は躊躇なく教皇様に従う…と説教して、さんざん怒られたことがありました。「そんなことがあるわけない」というのが叱責の内容でした。実際、副助祭の位に上げられるのも延期されました。「あなたは司祭になるにはふさわしくありません」とまで言われました。でも、正にそのようなことが現代日本の教会では進行中です。この教書は出版される必要があります。それまでに、皆さん、このサイトを利用してください。出版の際はまたお知らせします。

成相

成相神父様

神父様がこの訳文を紹介なさることはどんなにか、時宜にも、神秘体の必要にもかなったことかと思います。なお、ジョゼフ・マリ-ジャック神父様についてもご紹介賜われれば、この方宛に各地から感謝や激励が行くのではと思います。6.27

K

k様

このファイルをアップしたばかりなのに、もう早速反応してくださいまして、ありがとうございます。この神父様はフランス人、静岡方面で働かれたパリ・ミッション会の宣教師でした。面識はありません。この本を訳し、出版なさったために、当時、横浜教区長であった浜尾文郎司教から帰国を命じられ、信者たちはピケを張ってそれを阻止しようとした…など、カトリック新聞には決して掲載されないような話が伝わってきています。神父様は帰国後パリで帰天なさっています。癌で非常に苦しんで亡くなられましたが、その苦しみについてはデオ・グラツィアスつまり神に感謝と言われたことが伝えられています。

残念なことにこのような立派な神父様が司祭のマリア運動に関わっていた、と思われることです。それは、教書の後に掲載されたフランス語の解説を読んでいるうちに判明しました。この運動はインチキです。創始者のステファノ・ゴッビ神父にあった、と同運動が主張するマリア様の内的語りかけは虚偽でしかありません。その中にたった一つの虚偽があっても全体の信用性はなくなりますが、彼の本には一つ以上の虚偽があります。その中の一つを挙げるなら、聖フランシスコ・ザビエルが長崎で日本の布教を始めた、というくだりです。正解は鹿児島なのに、マリア様がこんな常識について間違うことがあると思いますか? こういうことの真偽は常識でも分かります。

奇跡とか超自然的現象の真偽は、正式には所属司教によって裁定されます。彼の主張を公的に認めるような決定はありません。むしろ、彼は現在禁足状態に置かれています。どちらかと言えば保守的で正統信仰を大事に思う司祭や信徒は、驚くほどこのようなおどろおどろしいことで、簡単に悪魔に騙されてしまいます。恥ずかしながら、わたしも熱心に乞われるままに、しばらくの間ではありましたが、この運動に籍を置いていたことがあります。与えられた資料によってそのメンバーは分かっています。メンバーの名前を挙げるのを今でこそ控えておきますが、皆さんもアッと驚かれるほどの方がいとも簡単に騙されて入会しています。 皆さん、司教様方のため、司祭たちのために祈って下さい。

さて、ジョゼフ・マリ-ジャック神父様についてもっと詳しいことは静岡方面の信者さんたちからの情報待ちです。どうぞ神父様をご存じの方は『フマネ・ヴィテ』研究会にメールを送って下さい。

成相