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ビリングス博士夫妻 ― 生命問題に関して一言あり
 
ボーダー・ウォッチ医学記者 フイリッピナ・シエローダー
 
「自然な生き方」は、あの高名な受胎能力学の専門家ジョンとエヴェリン・ビリングス博士夫妻を連想させる標語のようなものです。夫妻は、最近南東州であの有名な受胎調節法ビリングス排卵法についてセミナーを開催しました。


 
そのセミナーは、ビリングス夫妻によって、毎年、世界中で開かれる数多いセミナーの中の一つです。夫妻の大きな夢は、地球上のすべての女性が、自分たちの受胎可能期の周期を理解するようになることです。
 
各地からの招待を受けて飛び回るビリングス博士夫妻が教えている方法は、数多くの第三世界諸国で、医師や保健関係者たちの熱狂的反響を引き起こしてきました。 この方法の基礎は、妊娠するかしないかを決定するために、女性の受胎可能期を理解、観察するという簡単なものです。
 
ジョン・ビリングス博士によると「この方法に対する関心は、近年、とみに増してきました。そして、夫婦の仲が良くなるなどの関連した利点のためにも、熱狂度も上昇中です」。
 
博士は続けます。「排卵法を採用するのであれば、女性は自分の周期の情報を夫に伝えなければなりません。これがしばしば、他のことに関する話し合いの糸口にもなります。ですから、多くの夫婦は、以前よりよく対話をするようになります。現代の人工避妊薬は、受精能力コントロールのおおかたの責任を女性だけに押しつけます。しかし、排卵法を採用すると、夫婦両方に責任が生じます」。
 
不正な重荷
 
 
「多くの男女は、女性だけに人工避妊の責任があることは正しくないと感じている」とジョン博士は言います。夫婦の癒しをもたらす対話のきっかけになる役割の他に、排卵法は、女性に自分自身の体に対する興味を起こさせます。
 
ジョン・ビリングス博士は、女性が自分の周期を理解すると、自分自身の同一性をもっとよく認識するようになると信じています。博士によると、さらに、多くの十代の女の子たちは、自分自身を低く評価していますが、ひとたび、自分たちの性的成熟、従って、母親になることの可能性を理解すると、このような態度は変化するのです。「彼女たちは、自分たちの受胎能力を守るようになり、特に、不妊の原因になり得る性病について、複数パートナーとの性行為がもたらす危険を意識するようになる」とジョン・ビリングス博士は言います。
 
医師にとって、この方法の利点は、もし、妊娠した女性が、受胎日を正確に知り、医師に告げることができれば、医師は、その日から計算して正確な出産予定日を割り出すことができます。ですから、出産予定日が過ぎても分娩させないで、待たせるということもなくなります。
 
出産予定日超過の予防
 
「よくあることですが、医師は妊婦の出産予定日が過ぎていると判断して、分娩を促進したり、その反対にまだ予定日にならないのに、出産予定日になったと判断したりするのです。女性は、排卵法を使って正確に自分の受胎日を知り、医師の判断を助けることができる」と、ジョン・ビリングス博士は言います。
 
ビリングス夫妻の長年の研究の結果、極端に受胎能力の低い周期の女性にとっても、妊娠するために排卵法の利用が可能であることが証明されています。ジョン・ビリングス博士によると「ある特定の女性にとつて、6ヶ月にたった1日の受胎可能日しかないかもしれません。しかし、排卵法はいつがその日に当たるかを彼女に知らせてくれます」。
 
博士は引き続いてこう言います。「この方法は世界各地で使用されてきました。そしてわたしたちの研究のもっとも意義深い側面、の一つは、子供の生まれない女性が妊娠するのを助け続けてきたということでしよう。貧しい国に行くと、実に多くの人たちが不妊治療の相談に来るのに磨いてしまいます。赤ちゃんが生まれるということは、彼らにとって大きな喜びなのです。そしてこれはわたしたちの仕事の中で、もっとも満足をもたらすことの中の一つなのです」。
 
ビリングス博士夫妻は、195O年代にこの方法の研究を始め、主に、5年前まで自分たちが教えていたメルボルン大学を研究拠点にしてきました。彼らの研究は、世界中で開催されるセミナーへのかかわりの間を縫って続けられています。
 
夫妻は、毎年、排卵法についてオーストラリアの3000人もの十代の若者たちを対象に講演活動を続けています。
 
1953年のある日、一人の若い医師とその妻がある神父の挑戦を受けることにしました。現代、その実りを世界中の何百万という女性たちが享受しています。
 
ジョンと・エヴェリン・ビリングス博士夫妻は、彼らの自然に基づく家族計画のために、国際的に知られ、尊敬されるようになりました。この方法は、後に、世界保健機構から、ビリングス排卵法と名付けられました。
 
「その神父も、実は小教区の結婚カウンセラーでした。相続く出産の間に一息入れたいと願う若い夫婦たちのことで心配していました。だれか助言してくれる医師がいないものだろうかと見回していたところに、たまたま、わたしがいたというわけです」。ジョン・ビリングス博士はこう打ち明けてくれます。
 
世界各地で、成功裏にこの方法が使用されるようになったので、多くのカトリック信者とそうでない人たちがこの司祭の選択の恩恵を被りました。
 
「教会が許していた『リズム法』は、常に有効であるとは限らなかったので、多くの若い夫婦は、妊娠に関して大きな問題を抱えていました。ですから彼らのためにも、わたしはその挑戦を受けて立つことにした」とジョン博士は言います。
 
「『避妊ピル』の発達は、それと同じ効果のある、完全に自然に基づく方法を発見する際、格別な刺激になりました。『排卵法』をわたしが書いたとき、エヴェリンは校正の手伝いをしてくれました。その結果、彼女はこの知識を他の女性に伝える際、素晴らしい影響力を持つようになりました」と博士は続けます。1957年の調査によると、世界各地で5000万人の女性がビリングス排卵法による避妊をしています。
 
エヴェリン・ビリングス博士によると「まだ初期のあの当時、わたしたちに打ち明けてくれた多くの人たちは、産児制限の方法として、ひたすら禁欲したものでした。これは、どう少なく見積もっても、あまり満足のいくものではありませんでした。しかし、そういうことも、もう、歴史になってしまいました。この方法は、女性に生理があるときでなく、排卵があるときに基づくものです。ですから、この方法は、特に不規則な生理周期の女性、閉経が近い女性、授乳養育をしている女性を含む、すべての女性にとって、信頼できるのです」。
 
ジョン博士によると「この方法は女性に自分の不妊期間を教えます。また逆に、不妊に悩む夫婦を助けることができます。実に、授乳養育と閉経が近い女性に関する分野の研究によって、この方法は完成に導かれました」。
 
ビリングス博士夫妻の科学的研究が出版された結果、博士たちは海外から招待されるようになりました。それ以来、夫妻は、100ヶ国以上で働いてきました。リン博士によれば「アフリカの人たちは素晴らしい。あの人たちは聴き、信じ、実行するのです。技術社会に住む人たちは、ひたすら議論だけしたがるのです」。
 
ジョン博士が続けます。「わたしたちは最近カルカッタから帰国したばかりです。マザー・テレサにも会いしました。わたしたちは、70人の修道女に排卵法を教えてきました。彼女たちは自分たちの誓願を終えると、世界中に散らばり、多くの女性たちに同じことを教えるのです」。
 
リン博士の本『ビリングス排卵法』は、彼女のご主人によると、女性によって書かれた女性のための本だそうです。それは20ヶ国語に翻訳されています。最近の二つはハンガリー語とベンガル語でした。
 
ジョン博士は「わたしたちは中華人民共和国からの代表団と会ったばかりです。彼らは、ビリングス排卵法についてオーストラリア政府から情報を得るために来ました。わたしたちはそれ以来、中国に4回ほど行つて、教習センターを二つほど設立しました。しかし、中国政府は、それ以外にも国立センターの設立を希望しています。インドでも同じような状況が起きています。インド医学研究評議会は、自分たち独自の試みを企てたのですが、それは成功しませんでした。何百万という人たちが、人工避妊を嫌って、助けを待っているというのに…わたしたちなら、訓練プログラムを持って、どんな田舎の村にでも入って行けます。そこで何人かの女性に教えると、今度は彼女たちがわたしたちの教師になる」ことを教えてくれました。
 
エヴェリン・ビリングス博士は、最近、教皇と、ダウン痘の染色体異変を発見した遭伝学者ジエローム・ルジエーヌ博士によつて設立された教皇立生命アカデミーの一員に任命されました。
 
昨年、ルジエーヌ博士が死去す前、二人は、アカデミーを結成するための人選に当たったのでした。そしてエヴェリン博士も、彼女の功績によって、その一員に加えられることになりました。
 
ジョンとリン・ビリングス博士夫妻は、両方とも、自分たちの事業を信じ、互いに尊敬していることが端から見てもよく分かります。
 
笑顔一杯のリン博士によると「男性はビリングス排卵法のことになると、非常に協力的です。妻たちの気持ちが人工避妊の何らかの手段で傷つけられることがないことにすぐ気付くからです。そしてこの方法の大事な一部は、妻たちが夫たちにずっと優しくなることなのです」。