メーリング・リストIHMMLのお勧め

IHMMLとCJML

(消滅したIHMMLの復活を願いつつ)

カトリック司祭 成相明人
(ヴァチカンの道24号に掲載)


IHMMLはもう存在しません。管理人と指導司祭の不一致が原因で消滅しました。詳しいことは別の機会に書きます。ご期待下さい。

コンピューターを所有して、インターネットをやっている方でなければ、タイトルを読んでも何のことだか分からないかも知れません。メーリング・リストとはインターネットを利用する情報交換の場です。加入者が情報を発信するとそのリストのメンバー全員はそれを読むことができるシステムです。IHMMLは英語のImmaculate Heart of Mary (聖母マリアの汚れ無き御心)Mailing List、CJMLはCatholic Japan Mailing Listの頭文字です。

以前、CJMLがカトリック新聞で紹介されました。発起人は大阪教区の酒井神父様でした。わたしが喜んで加入したのは言うまでもありません。それは日本カトリックのメーリング・リストであり、わたしは日本人のカトリック神父だからです。入ってすぐ気が付いたのは、現代日本カトリック教会の混乱がメンバーの発言に反映されているということでした。

わたしが加入した当時、正にカトリック教会とその司祭を侮辱するために製作されたと広く受け止められているあの「司祭」という映画が話題になっていました。この映画についてはニューヨークのジョン・オカナー枢機卿も非難の声明を出しておられます。全米の心あるカトリック信者はこの映画のスポンサーであるディズニー社のボイコットまでしていたのです。映画自体は見ていませんが、海外のカトリック雑誌などの映画評でその内容は知っています。主人公の司祭が同性愛であったり、脇役の司祭が第六戒を無視していたりで、多くの司祭が性に関する問題を抱えているという印象を与えます。当然、わたしはこれが悪い映画であると書き込みをしました。驚いたのはこのようなわたしの書き込みに対して、猛然と反撥する人が多いことでした。主催者の酒井神父でさえそれが非常に「カトリック的映画」であるとして、映画「司祭」を擁護する側にまわりました。

それだけではありません。エイズ予防の問題では、コンドーム使用に賛成する人がいて、一貫してそういう記事を掲載してきたカトリック新聞の強い影響力を実感させられました。エイズ予防の唯一のそして有効な手段は純潔と夫婦間の忠実しかありません。コンドームは人工避妊に使用する場合でも「失敗率」がかなりあると言われます。cjmlでは家族計画に関しても回勅『フマネ・ヴィテ』の完全な遵守には見るべきものはありません。教会の一貫した教えでなくではなく、自分の良心がそういうことは決めるという意見に固執するなどは、まさに神でなく自分が善悪を決めることにした人祖の罪を思わせます。

その内に司祭の妻帯に賛成するような書き込みとか、聖母マリアの無原罪を否定するような書き込みさえ出てきました。元カトリック司祭の某氏などは、復活を信じない神父の中にも人格的に尊敬できる人がいる、などと主張するなど、あまりこれはカトリックではないと感じ始めたものです。主催者の某神父にはあまりにもひど過ぎる書き込みには責任者として注意するよう忠告しました。必要であれば除名とか、教区長への通報などの処置を執るように言ったのですが、CJMLは異端審問の場ではないとかいうことで、彼は結局何もしませんでした。こういう状態ですから、わたしはカトリック信者以外の加入には反対だったのですが、全員賛成だからということで押し切られてしまい、結局はだれでも入ることができるようになりました。カトリック教会の恥になるような不一致はカトリック教会外の人たちには、できることなら知られたくないものです。ところがプロテスタントの牧師さんを始め、だれでも自由に入っています。何カ月もの間ROM(Read Only Member)を決め込んだ後で発言し始めた牧師さんもあったと聞いています。

もちろん、こういう動きにはわたし以外にも何人か反論する人がいて、そういう人たちが中心になってできたのがIHMMLです。文末に会則を紹介させていただきます。カトリック教会の秩序を乱すような人、カトリック信者でありながら、カトリックの教えを大事にしない人は、管理人による審査があるために、加入することさえできません。IHMMLには秩序と平和があります。CJMLも異議を申し立てる人たちは大方IHMMLに移ったために張り合いがなくなったのでは? それにしても、カトリック・ジャパン・メーリング・リストというカトリックの名前を使用しながら、異端的発言が野放しにされているCJMLとは一体何なのでしょうか? わたしからあなたの考えはカトリック教会の教えと違うと指摘された某氏は「破門になったらプロテスタントの教会に行く…」などと言ったことが伝えられています。彼にとってカトリック教会はそれだけの意味しかないのでしょうか? 過去のメールは簡単にダウンロードできます。わたしたち造反グループに対する酒井神父の批判の言葉を以下に紹介します。

「こんにちは、***@**教会です。わたしは、なんだかすごいのが出来たなって感じ(^_^; )。どんな話が投稿されるのかゾクゾクの興味津津です。清流にしか住めない魚ならわかりますが、清流にしか住もうとしないキリスト者ってろくでもないものになっちまうんじゃないかと心配です(マタイ12: 43-参照)。オプスデイ+ネオ・カテクメナーレ+鞠屋の子細運動(原文のまま)+聖霊運動+もろのろ(原文のまま)のあやしい運動のMLってわけじゃないんでしょうけど。あの紹介文を読んだある方(ROM)の肉声をご紹介しますと、『なにあれ〜。あんたらカトリックなのぉ?って感じでびっくりした。なんだか寒気がした』とのたまっておりました。もちろん反目するってことではなくて、率直な感想を言っておいた方が後々親しい交わりもできるとか思いますので。ちょっとちがうんでないの? おい。

署名

 

P.S. でも審査が通りそうならわたしも入れてください。ダメ?」

IHMMLの指導司祭としての答はもちろん「ダメ!」です。あなたはカトリック司祭として本来自分が果たすべき牧者としての責任をまったく果たしていません。どんな意見があってもメーリング・リストのオペレーターとしてまったくの中立を保つのが良いことであるとあなたは思っているようですが、あなたは自分の意見でなく、神の言葉を伝えるはずの司祭です。ところで、あなたが引用するマタイ12・43によれば、わたしたちは汚れた霊ということになりませんか? 少し違うのではないでしょうか? 外にも問題にしたいことがあまりに多すぎて、お話になりません。あなたの入会はお断りします。

聖母マリアの汚れなき御心

メーリングリスト会則

<このメーリングリストの名称>

英 語 名 称:Immaculate Heart of Mary Mailing List

英 語 通 称:IHMML

日本語 名称:聖母マリアの汚れなき御心メーリングリスト

日本語 通称:マリア様のメーリングリスト

<名称の由来>

現今の日本のカトリック教会内には「一・聖・公・使徒継承の教会を否定する、教皇の首位権・不可謬を疑う、御聖体を信じなかったり、大事にしなかったり、聖母崇敬を否定し、場合によっては人工避妊、人工妊娠中絶も容認する」聖職者、信徒もいるのが現状です。

そこで、わたしたちは教会の母である聖母マリアの汚れなき御心の尊称をこのメーリングリストに戴いて、聖母マリアの御保護と御導きに委ねます。その素朴で率直な願いから、IHMML(Immaculate Heart of Mary Mailing List)と命名することにしました。

<IHMML開設までの経緯>相互交流(情報交換)、霊的成長、護教を目的としたメーリングリストが欲しいと痛感していたカトリック信者たちがインターネットを通じて自然に集まり、本メーリングリストを作ることになりました。

IHMMLがカトリック的方向を誤らないために、那覇教区長ベラルド押川壽夫司教様にお目付役と御指導を賜るべく顧問就任をお願いしたところ、快諾の御返答を頂きました。

<IHMMLの3つの目的と解説>

1.教区や小教区の枠を越えた交流と分かち合い。中央協議会の最新データ(96年12月末現在)によると日本の人口は124,914,373人、カトリック信徒数 は440,233人(聖職者数 9,613)ですから、信者の人口比率は0.352%つまり信者は千人の人口に対して3.5人しかいないということです。そのためカトリック信者はキリストを証しするという大事な使命を担いながら、世俗の影響に毒されやすい環境下で日々の信仰生活を送っています。

互いの信仰を助け合う場であるはずのカトリック教会内でさえ、十分な交流に欠ける状況を少しでも打開するためにIHMMLは、教区や小教区の枠を超えて、信者が気軽に信仰体験を分かち合ったり、日常の信仰生活や教会活動における悩み事を分かち合い、信仰を深める場とすることを希望しています。

2.祈りによる霊的・精神的な助け合い。

カトリック信者は聖徒の交わりによって霊的に結ばれ、助け合っています。IHMMLでは、信者同士の霊的な助け合いを意識的、積極的に推進するために「お互いのために祈る」ことを大事にします。

3.カトリック教会内外の情報・意見交換既存のカトリック系メディアでは知り得ないような情報を交換するほかに、「祈りの集い」など、カトリック信者の霊的生活に関する広報活動や信仰生活を助ける推奨出版物の宣伝も行います。また、幅広いカトリック的活動について率直な意見交換を行うとともに、有益な意見を提言できるような場にもしたいと考えています。

<発言する場合の注意事項>

聖座や信仰箇条、教皇様の教導職に対する批判を固く禁止します。

<注意事項に反した疑いがある場合>

管理人グループは、注意事項に反した事実があると確認した場合、教育指導的立場から、警告を発することがあります。また、重大な違法行為や、管理人グループの度重なる指導によってもまったく改善が見られない場合には、指導司祭と合議の上、愛の指導を行います。この場合、管理人グループは事前に電子メールで愛の指導を行う旨の内容の電子メールをご本人宛に送信します。

<注意事項に該当する具体的発言例>

IHMMLでは「互いのために祈る」ことを基本に運営されますので、「聖母マリアの無原罪の御宿りが信じることが出来なくて悩んでいるので祈って欲しい」というような祈りのリクエストに関する発言は容認されますが、「聖母マリアの無原罪の御宿りは過去の教えである」「カトリック教会が女性司祭を認めないのは、間違っている」というような教会の教えを根本から否定するような発言は容認しません。

<IHMML入会資格>

IHMMLには、原則としてカトリック信者だけが入会できます。

正会員:ローマ・カトリック教会(聖座)の教えに従順であるカトリック信者。

準会員:正会員以外で管理人グループが特別に認めるもの。

準会員については、正会員1名以上の推薦が必要です。推薦者が身近にいない場合には、その旨管理人宛にメールを送信して下さい。管理人が推薦者となる場合があります。

<会員資格の変更>

準会員が正会員資格を満たした場合、自動的に正会員になります。

<IHMML入会申し込み>

IHMMLでは、管理人が手動で会員登録する方法を採用しているため、希望者が直接IHMMLの入退会登録をすることはできません。

入会希望者は、

1.会員種別(正会員/準会員)

2.氏名(必ず読み方を書いて下さい)

3.連絡可能で、IHMML配信希望の電子メールアドレス

4.簡単な自己紹介文

それに加えて正会員希望者は霊名と所属小教区、

 求道中の方にあっては勉強中の教会名、推薦者名、

 改宗希望者は所属教会名とその理由、推薦者名。

以上の必要事項を記入した電子メールを管理人宛に送って下さい。

e-mail address: owner-ihmml@iijnet.or.jp

<IHMML入退会確認事項>

入会および退会とも、申し込み電子メールに対しては管理人が折り返しIHMML参加への意志と、配信用メールアドレスを再確認するために、予めお知らせ頂いた電子メールアドレスに、返事を送信します。確認終了後、所定の手続きを進め、完了した時点で通知します。

<聖職者の入会審査>

聖職者の発言は内外に影響を及ぼしますので、その入会に際しては特別に慎重な審査をする必要があります。入会審査は例外なく管理人グループの合議とします。

<入会審査の特例>

正会員自らが推薦人となって、会員の入会申し込み電子メールを管理人宛に転送した場合は、入会資格審査が簡略または省略されることがあります。

<IHMMLを退会する場合>

管理人宛に、退会希望の理由を添えて電子メールで送信して下さい。管理人は、速やかに退会に必要な手続きをとります。

<入会制限>

IHMML入会資格を満たしていないと管理人グループが判断した場合、その理由を電子メールでご本人様にお知らせして、入会をお断りすることがあります。

<入会制限を導入するにあたって>

カトリック教会内でさえ、明らかに信仰に反する主張がなされていることがあります。またそれらに対して注意を与えるどころか、その動きを助長している一部の聖職者さえもいます。

危機的状況を回避するために、聖座で働く数人の枢機卿様方の一致した御意見も参考にして、IHMMLでは、相互交流、霊的成長・護教及び信仰擁護の3大看板を掲げ、特に、これからカトリック信者になろうとする準会員の方々に及ぼす悪影響を排除するために、入会制限を導入しました。

<登録者リスト>

IHMML登録者の電子メールアドレスは、登録者に知らされます。

<IHMMLの発展の可能性>  

IHMMLは、先述の目的だけに縛られません。なぜなら、教会の母である聖母マリアの御保護と聖霊の御導きの下に、更に発展を続けるからです。会員自身の判断でIHMMLに投稿することが適当だと思われる話題は、カトリックの教えに反しない限りいつでも歓迎されます。

<IHMMLに登録されたら>

出来るだけ早い時期に、気軽に自己紹介をするようにお勧めいたします。正当な理由があるときは管理者宛にメールにてご連絡下さい。そのような連絡もなく書き込みをしない会員には自己紹介その他の発言を促すこともあります。

<IHMMLでの発言>

発言者は、発言毎に所属教会、霊名、氏名を記して発言して下さい。これらを明らかにできない特別な事情がある方は、管理人にその旨を事前に電子メールで伝えて、了承を得た上で発言して下さい。また、カトリック系組織に属している場合には、その組織名をできるだけ教えて下さい。

<使用言語>

原則として日本語です。

<指導司祭の存在>

IHMML管理人グループは方向を誤らないために、指導司祭から運営の根本方針や諸問題についての指導を受けます。

<顧問の存在>

IHMMLでは司教様を顧問にお迎えして、見守っていただきます。

<管理人グループの存在>

IHMMLでは、各種事務処理を行う当面4人の信者、1名の指導司祭から構成される管理人グループがあります。

<IHMMLの意志決定>

管理人グループの合議決定とします。尚、拒否権が発動された場合にはこの限りではありません。

<拒否権>

管理人グループの決定が非カトリック的であった場合、顧問司教と指導司祭は、いつでも拒否権を発動することができます。また、管理人グループは、拒否権発動があった場合にはいかなる理由があろうともその決定に服従しなければなりません。

<祈りに関する会員の約束> 

祈りの依頼があった場合、会員はその意向のため、たとえどんなに短い射祷であっても必ず祈りを捧げることをあらかじめ約束するものとします。

自分が抱える悩み、霊的に助けて欲しいこと、神への讃美、信仰生活上の躓き、人間関係、また病気の回復など、霊的なことに限定せずに祈りを依頼することができます。依頼の種類によっては当然部外者への秘密厳守の義務があります。祈りの依頼に対する返事や具体的解決策の投書は勧められます。

<IHMML管理人代表>  

濱田 洋一 (大阪大司教区/茨木教会 信徒)

<顧問>

押川 壽夫 司教(那覇司教区/教区長)

<指導司祭>

成相 明人 (鹿児島教区/垂水教会 司祭)

<管理人>

 e-mail: owner-ihmml@iijnet.or.jp

成相 明人(鹿児島司教区/垂水教会司祭)

濱田 洋一(大阪大司教区/茨木教会)

川上 喜司 (横浜司教区/鍛冶ヶ谷教会)

大野 雄大(横浜司教区/浜松教会)

丹野 里絵(浦和司教区/加須教会)

<IHMML賛同団体>

横浜アクション・グループ

カカト倶楽部

(http: //plaza4.mbn.or.jp/~kakato/)

フマネ・ヴィテ研究会

(http://www.synapse.or.jp/janariai/)

<問題が発生した場合>

IHMMLは、カトリック信者のためのメーリングリストです。人格に対する誹謗・中傷などの問題発言が行われた場合には、当事者は和解する努力を惜しまないで下さい。

<愛の指導>

カトリック信者には、カトリック教会を愛し、その教えに従う義務があります。IHMMLの管理人グループは、教区長への報告事項であると判断した場合には、指導司祭と慎重な合議の上、本人に注意した上で、その効果が上がらない場合は、退会や教区長への報告など必要な措置を取ることがあります。

<会則施行期日>

本会則は1997年9月8日(聖母マリアの誕生の祝日)に発効します。

         文責  管理人一同