このファイルは寄付金を集めることが目的ではありません。どうぞ寄付金など送らないでください。これは、わたくしこと成相明人が若いころ学んだラ・サール学園の初代校長ブラザー・マルセル・ブティの引退・帰国に際して同窓生に送られた手紙を転載したものです。強調点には下線を引き、字体を変更してあります。ですから、誤解のないようにしてください。要するに、一般の日本人にとって日の丸とか国歌が大事であることを分かるよすがになればと思いアップしたものです。カトリック教会が日の丸と国歌を排斥するなど噴飯もの!

2001年4月3日

「マルセル・フティ先生へ」感謝の為のご寄附のお願い

 昭和25年4月10日 開校式、入学式は海岸のベランダで行われ、占領下であったが外人経営であるため占領軍への気兼ねも不必要で、日の丸の国旗を掲げ、国歌君が代を唱す。父兄の中には日の丸の国旗をみて泣いた人もあった。(ラ・サール学園創立10周年記念誌より) 敗戦の痛手に打ちひしがれた、当時の日本人に誇りと勇気を取り戻させるために、堂々と日の丸を掲げて挙行した開校式において、初代校長マルセル・プティ先生は、式辞の中で「諸君の心に喜びを持ち、また学生として崇高な義務を果たすという決意を以て、この理想に向かって邁進しようではありませんか。諸君が日本の名誉ある国民としてその一人一人の義務を果たすその日のくるまで。と、こう語りかけてくれたことを今でも鮮明に憶えています。

 ところで、日本をこれほどまで愛されたマルセル・プティ先生が、日本での50年以上にわたる長く貴重な役割りを終えられ、来たる5月始めカナダに帰国されることになりました。 
 先生のこれまでのご恩に対して万分の−でもお返しするために・何か記念品を贈りたいと思い、先生にご相談しましたところ、先生はパソコンを欲しがっておられるとのことでした。
失礼ですが、先生のご高齢を考えたとき、何故今パソコンなのか、私には脚差に理解できませんでしたが、「カナダに帰っても、日本の教え子たちとメールの交換をしたい」との先生の真意をお聞きしたとき、教え子と日本に対する先生の愛着の深さに今更ながら頭の下がる思いで一杯でした。

 パソコンの購入それ自体は募金に頼らなければならない程高価なものではありませんが、個人または数名で贈るよりも、先生の薫陶を受けた教え子たちの総意として贈った方が、先生も喜ばれると思い、諸兄にご寄付を御願いするしだいです。

 パソコンはカナダで購入していただくために、現金で差し上げたいと思います。もし寄付金が購入代金よりも多く集まっても、接続やその他の諸経費として全額を寄贈します。
 
 50周年記念事業として多額の寄付を御願いしたばかりで、誠に恐縮ですが、是非この趣旨にご賛同くださり、ご協力くださいますようお願いいたします。 

(1期生 福澤淳志)

発記人 福沢淳志(1期生)、松木実(三期生)、深江方次(7期生)、古木圭介(12期生)

お願い

このお願い状はマルセル・プティ先生が校長の頃の1期生から5期生の皆様にお送り致しましたが、その他の期の同窓生の方でもご協力頂ける皆様がおられましたらよろしくお願い申しあげます。

ご芳志は下記の要領でお願い申しあげます。

募 金 額 1口 2.000円(ご希望の口数でお願いします。)
振込口座 郵便振替 01770−9−98394
      ラ・サール学園同窓会マルセル・プティ餞別口座
募金締切り 2001年4月25日(水)

★ご不明の点は、ラ・サール学園事務室内(色099−268−3121)の同窓会担当/久保迄お聞い合せ下さい。