嘆願書

カトリック鹿児島司教区
教区長 糸永真一司教様

御聖体に対する不敬を恐れる信徒の会
代表 門田明

†主の平和

司教様には、お元気にてお過ごしのご様子、何よりのこととてお慶び申し上げます。

さて、複数の目撃者の証言によりますと、最近カテドラルの小聖堂が、男女密会など、信者以外の心ない人々に利用されることがあるとのことです。

小聖堂はほとんどの場合無人の密室であり、さらに御聖櫃は子供でも触ることのできる場所にあり、不敬が起こることを大変に心配しております。

バチカンの尻枝正行神父様が御聖櫃についてお書きになった記事によりますと「御聖体のおかれる場所については古来から唯一の普遍原則はinviolabilitas(不可侵性)ということです。すなわち、「涜聖の危険の最も少ない箇所」(ミサ以外の聖体拝領と聖体礼拝一般緒言9)でなければなりません」とあります。

上記の事実を考えますと、現在、カテドラルにある聖櫃の位置は、この不可侵性の原則に照らして極めて不適切であり、御聖体を大切に考える者として、是非適切な措置をお取り下さいますようお願いする次第です。わたくしどもとしましては、主聖堂正面のしかるべき場所に聖櫃をお移しいただくのが最良かと思います。

実は、10月から11月にかけて、主聖堂の聖体室に、聖体ランプなど、何の明示もないまま、御聖体が放置されていたという噂が、多くの信者によって語られています。事実無根であることを願っていますが、これもご調査の上、信者の疑いをはらして頂けると有り難く存じます。このような疑問が生じないためにも、御聖体を早めに主聖堂にお移し下さるよう、同じ危惧を抱く者一同連名でお願いする次第です。

     氏名        住所       所属教区と教会      



本嘆願書の送り先は門田明まで。
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